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2013/03/10

貴方にも撮影出来る絶景動画賢いカメラで簡単タイムラプス


タイムラプスてご存知でしょうか?



Dustin Farrell氏による米国ユタ州とアリゾナ州で撮影されたTimeLapse動画です。
是非、右下のフルスクリーンアイコンをクリックしてフルスクリーンでご覧ください。
非常に美しい映像ですが、これが貴方にも出来るとしたら如何ですか?

厳密には上で紹介した動画の様にカメラを移動させたり向きを変えたりするには、動画編集ソフトで編集するか、別途電動ドリーや赤道儀、電動雲台などの機材が必要になりますが、このような動画自体は貴方でも撮影出来るカメラがあります。


┃必要なのは一眼レフやミラーレスカメラ

これまで一眼レフでタイムラプス動画を撮影するには

これまでは一眼レフでインターバル撮影した写真を、動画ソフトに写真を読み込んで動画にしていたのですが、撮影するにはコンピュータレリーズが必要だったり、夕暮れや朝日等で撮影では、露出が大きく変わるため動画にした時にちらつきが発生したりして、動画ソフトで3レイヤー位に分けて1個コマづつずらして配置する事で解消するなど、撮影だけでなく動画に関しても色々と独特な作法がありまして、まあ、色々大変なんで、誰でもお気軽に楽しめるものではありませんでした。


┃面倒な準備や動画編集は必要なし、全てカメラがやってくれます

それらが全てカメラで出来てしまうカメラがあります。

コンデジではなくレンズ交換が出来るミラーレスカメラと一眼レフカメラなので良質なクオリティーも実現出来ます。

対応しているカメラは

SONY ミラーレス一 α5100
     や
Nikon D600、D800(一眼レフ)

最近はビデオカメラでもタイムラプス機能を搭載していたりしますが、星空等の撮影はスチールカメラでしか撮影出来ません。

解像度も完成した動画のクオリティーに大きく影響がありまして、これもスチールカメラならではの臨場感が生まれます。

この動画が撮影出来るなら、人生や旅の思い出も格別なものになるのではないでしょうか?



折角の思い出です、息を呑む素晴らしい動画に是非チャレンジしてみてください。

タイムラプス機能搭載とは何百枚、何千枚と写真を撮影しカメラ内で動画にしてくれる機能で、予め撮影モードも準備されています。


┃本格的に星空を撮影するなら

機種選びの注意点としては、長時間の作品や星空撮影等の本格的な撮影をお考えなら、Nikon D600、D800がバッテリー等を含めアクセサリー等の周辺機器も整っているので、後からシステムを拡張できるのでお勧めです。

Nikonの場合は微速度撮影との名称になっていますが、カメラ搭載の微速度撮影では連続撮影回数が999回迄の制限があり、30fps34秒ほどの動画が撮影可能です。


これ以上の長い作品を制作したい場合は、アクセサリーのリモートコードMC-36Aを購入しインターバル撮影を行い、動画ソフトで編集をする必要がありますが、撮影システムとして自分の目的に合わせて拡張して行く事が可能です。

星空だけ撮影したいのであれば、連射モードで撮影可能なので、コンピュータレリーズではなくレリーズがあれば撮影可能です。



┃コンパクトでもっと気軽に撮影したい

SONYの場合は買って直に出来る訳ではなくて、アプリをダウンロードしてカメラにインストールしなくてはなりません。アプリは有料で1,000円です。


ダウンロードはPlayMemories Camera Apps から行います。

撮影も様々なモードがあらかじめ用意されていて、雲、カスタム、ミニチュア、夜景、星空、夜明け、夕暮れ、スタンダードを選んで撮影するだけ。撮影モードに関係なく、生成される動画は10秒となります。


紹介したカメラであれば、撮影から動画までカメラの中で完結出来、カメラを手にすれば明日からでもタイムラプスにチャレンジ出来ます。

星空の撮影を考えられてる方への機材選びの注意点
星空の撮影では明るいレンズが必要となりますので、f2.8より口径の大きなレンズを準備する必要があります。

カメラにもアプリが追加出来る様になるとは、ちょっと前までは思いもよらなかった訳ですが、今後はアプリのインストールによる機能追加が、当たり前になって行くのでしょうね。


>>Nikon D600
>>Nikon D800
>>Nikon リモートコード MC-36A
>>SONY ミラーレス一眼 α5100 


┃追 記

映像編集等でここに来られる方が多いみたいなので、簡単にですがスチールカメラの設定から編集までの流れを追記することにしました。映像編集でヒットすると言う事は写真ではなく映像に関しては多くの知識を有している方である事を前提に追記する事にしました。
なにかしら参考になれば幸いです。


スチールカメラでのタイムラプスの撮影と編集の方法


1)設定と準備

露出固定の場合(星空を想定)

星空等の撮影では露出の変化は有りませんので、マニュアルモードで露出を固定します。
シャッターをあけている時間が長いので、インターバルは行いません連射で撮影します。

■シャッター速度は15秒〜30秒(30秒は星が伸びますので、出来れば20秒まで)星の軌跡を撮影するには15分〜30分のシャッターを開けっ放しです。30秒を超える場合はカメラでは設定できないので、この場合コンピュータレリズーが必要です。
また、得られるコマ数と必要な動画秒数も計算しながら撮影する必要が有ります。ムービーと単純に比較すると15秒のシャッターでも450倍の撮影時間が必要となります。
 
■ISO800以下(ノイズの許容で決めてください、カメラでも異なります)

■F2.8以下、ピントは星にライブビューで合わせるか、昼に無限域に合わせてマニュアルモードにしてずれない様にテープで固定します。テスト撮影をしレンズで得られる解像度と被写界深度、被写体と相談しながら絞りを決めてください。

■画質はJEPGで最大のサイズを選択。RAW画質ではバッファーがいっぱいになるとシャッターが止まるはずです。止まらない連射できるカメラがあるのかは分かりません。

■長秒露光でノイズを軽減する機能をON。星が消えてしまうカメラはOFF

■レリーズ(シャッターボタンを押しっぱなしに出来る機能が付いています。)か、テープでシャッタボタンを押さえるかで連射モードで撮影します。これで設定したシャッター速度1でシャッターを切り続けます。(メディアがいっぱいになるかバッテリーが無くなるまで)グリップを付ければバッテリーを2本搭載する事が出来ます。

■ホワイトバランスは太陽光か白熱電球にし空が青く写る様に設定します。

露出が変化する、日の出や夕日の撮影の場合

■A(オートモード)でカメラ任せです。ISOの上限設定が出来るカメラはISO800までに設定。夕日は徐々に暗くなるので露出補正は不要ですが、日の出は徐々に明るくなるので飛びやすいので、マイナス補正した方が太陽が綺麗に撮影できます。
■コンピュータレリーズで2秒間隔のインターバル撮影(滑らかにしたいのであれば、更に短く1.5や1秒等に、海や山では動きの有るものが変わるので、満足できる仕上がりになるかは被写体で変わると思います。)

ピクチャースタイルは現像ソフトを後に使用するので、忠実を使用しています。

夕焼けから星空、日の出まで1テイクならカメラは最低でも2台セットが必要です。
途中でバッテリーやメディアの交換等が必要になり、カメラも露出変化に対応する設定にする必要もあります。



2)現像


■星空で露出が変化してない場合、現像ソフトで1枚を仕上げ、その設定を全コマに反映し書き出します。

■日の出夕日の露出が変化している場合は、変化している中央辺りのコマとなる1枚を仕上げ、全コマに反映し、最初と最後の1枚を確認して現像結果を確認します。調整が必要であれば上記手順を繰り返しで調整しながら追い込みます。

タイムラプス編集機能のついた現像ソフトも有りますが、ご紹介しても情報が直に古くなる恐れが有り、間違った内容となる可能性があるので記載しません。



3)編集(動画編集ソフトでの編集方法を)

露出の変化が無い場合はそのまま使用できますが、露出変化が有る場合は、使用する全コマを読み込んだら、4レイヤーに1コマずつずらして配置し、上から3つのレイヤーは不透明度25%に設定します。

これでちらつきは押さえられますが、この方法は解像度が下がります。
これが気になる場合には、タイムラプス編集機能付きの最新の現像ソフトを探すのが良いと思います。

簡単にですが、基本的な情報としてご紹介させていただきます。


更に追記

追記の記事を書いたら、今度は機材でお越しいただいている様なので、追加で簡単にですがカメラ以外のあった方が良い備品やタイムラプス専用の機材をご紹介します。

備品関係

●夜露/湿気対策

カメラジャケット(カメラ用のレインコート)
夜露からカメラを守ります。また、カメラの設置場所が地面に近いなら、レジャーシートやビニールを敷いて湿気を防ぎます。風がある時はシートをペグで固定します。

●風対策

三脚用のウエイト。砂浜ならレジ袋に砂を詰めて使えます。


●機材関係 


昨年までは日本では購入で来ませんでしたが、電動のドリーや同時に制御できる2軸電動雲台が販売されています。

微速度電動ドリーエスカルゴ

カメラが移動できる距離は約92cmまでです。

これを乗せる三脚も2台必要ですが、レールの水平を出すには、ロックナット式の足でないと無理な気がします。

よしみカメラで販売されています。
該当ページは以下から

微速度電動ドリーエスカルゴ




この記事に訪問者が多く、トラフィックを見ると機材情報を探されている方が多い様なので、電動ドリーの情報を追加する事にしました。

現在は上記のエスカルゴの他にもKONOVAの製品が日本で購入でき、スライダー(レール)、電動雲台、モーションコントローラーが販売されています。

電動雲台は共通ですが、モーションコントローラーはスライダーシリーズや長さ毎に製品が異なります。これはスライダーのシリーズ毎に形状が異なる為でスライダー適合のオーションコントローラーでないと使用できません。



電動雲台

KONOVA電動雲台

チルト&パンが可能な電動雲台で、最小移動角度0.2度と微細な角度調整が可能で、制御にはモーションコントローラーが必要です。ビデオカメラも対応し、搭載する機材は最大5kg まで耐えられるように設計されています。








KONOVAスマートパン?チルト電動雲台



現在販売されているスライダーはk3、k5、k7の3種類のシリーズがあり、80cm〜150cmまでのラインナップがあります。シリーズでレールの長さのラインナップは異なりますが、ここでは新型のk7でご紹介します。


スライダー

KONOVA Camera Slider

KONOVAスライダーK7はスチールローラーベアリングを採用し、3軸からの荷重モーメントを支えるように設計され、支持荷重30Kgの重量でもスムースで、安定したスライドの撮影が可能です。









KONOVA Camera Slider コノバ カメラ スライダー K7 120 cm



モーションコントローラー

KONOVA MotionContoller

モーションコントローラーは、スライドとパン&チルトを同時に制御し、スライド幅、パンチルト量などを制御する事が可能です。

また、カメラのシャッターも制御し、静態撮影とカメラのモーションを交互に行える様にプログラミングされています。

設定はジョイステックで手袋をはめていても操作できるデザインとなっています。



KONOVA k7 120cmスライダー用スマートパンチルトモーションコントローラキットB


文章だけでは使い方が分かり辛いので、youtubeの動画がありましたのでご紹介します。
モーションコントローラーの設定方法等を英語で解説していますが、見るだけでも操作した時のイメージが分かると思います。

この動画では、モーションコントローラーのセットから、プログラミング、撮影が紹介されています。




ご訪問の方が多いので更に追記します。

2015年一眼レフカメラに微速度撮影が搭載されている機種も少なく、タイムラプス機能で機材を選ぶ人は少ないようです。

一方、ドリーを製造するKONOVAも新製品が発売されていて、以前よりも価格は幾分ですがリーズナブルになりました。

Konova k2 120cmスライダー用新型モーターライズシステムMSB Bundle

このセットにはコントローラーは含まれますが、スライダー(レールの部分)は含まれていませんので、別途K2、120cmのスライダーを購入する必要があります。










>>Konova k2 120cmスライダー用新型モーターライズシステムMSB Bundle



KONOVA Camera Slider K2 120 cm

上記のセットに必要となるスライダーです。















>>KONOVA Camera Slider K2 120 cm