2015/04/10

もうすぐ蚊の季節がやってくる!必要な対策

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本国内では約70年ぶりの感染が確認された昨年のテング熱騒動から、たかが蚊から危険な蚊になり、虫対策はやっているだけでは不十分で、効果があることが求められ万全な対策が必要になりました。

蚊の対策を万全にする

今年の夏




デング熱を媒介するのはヒトスジシマ蚊ですが、蚊の生息地が北上したことで、世界人口70億人のうち4割が感染の危険にさらされているそうです。

┃蚊が媒介する病気

テング熱の他に蚊は日本脳炎やマラリア、黄熱、チクングニヤ熱、フィラリアなど病気を媒介するので、普段の生活は勿論、暖かくなると出かける機会も増えるので、家庭の中だけではなく、海や山、花火大会などのアウトドアでの対策、海外旅行に出かける際にも注意が必要です。またアメリカで猛威を振るうウエストナイル熱も近いうちに日本に入ってくることが予想されています。

┃蚊の種類で習性が異なる

日本で蚊対策の対象はアカイエ蚊、ヒトスジシマ蚊、ハマダラ蚊がその代表になると思いますが、イエカ属・ヌマカ属・ハマダラカ属は夜活発になり、ヤブカ属は日中に活発に活動します。日中草むらに入ると飛んでくるのはヤブ蚊で、寝ている時に飛んでくるのはイエ蚊と言われ、習性の違いから効果がある化対策も微妙に異なります。

┃蚊の対策

対策を行う場所ではどちらの蚊が多いのか、どちらの蚊の対策を行いたいのかを考える必要があります。例えば日中に庭で刺される蚊の対策なのに、夜間行動しないヤブ蚊に光で誘引する虫取り器では効果が期待できません。

結果として虫がいなくなれば良いのですが、屋内や屋外、虫を遠ざける、虫を殺す、虫から刺されなくするのは



┃先ずは蚊取り線香

┃屋外でも簡単に使用でき蚊を追い払う
蚊取り線香は殺虫成分ピレスロイドが含まれていますが、濃度が低く麻痺させる程度と言われています。実際、蚊取り線香では煙で黙々の部屋でもアカイエ蚊が死なず、ドアを開けても出て行かないのことを経験しています。

ただし、蚊取り線香は蚊を追い払うには屋内外で使用でき便利で、一回り小さなヤブ蚊には効果が期待できます。効き目を上げるには風上に置くのが良いですが、外と内側の両方に火をつけると1巻で2巻の効果が得られます。

更に2枚重ねて使用すると強力ですが、火が上がり複数箇所に火がついたりする事もあり、この方法を試す時には注意が必要ですが、あまり移動しないで屋外で過ごす時には2枚重ねにして使っています。

雨上がりの晴れた日に蚊のいそうな場所で使用すると、蚊が減る対策にもなります。



┃日常には電気式蚊取り器

┃室内で長時間、けむく無い蚊の対策
マット式やリキッド式も使用されている成分は蚊取り線香と同じですが、煙が嫌いな人や小さな子供がいる人の場合、火の危険を避けるために電気を使用した製品が使用しやすいです。

煙いよりは良いと個人的には思いますが、僅かに薬品の匂いがするので、その匂いが嫌いな人には不向きです。



屋外でも使用できる乾電池で使用できる製品もあります。
全く刺されないという対策ではありませんが、あるとないとは大きく違い、屋外でもそこそこ効果があると評価されています。

藪なども構わず入るわんぱくなお子さんには使いやすいかもしれませんが、水辺では怖くて子供には付けられないのが不便です。




┃スプレー式殺虫剤

┃見つけたら確実に殺虫したい
昔からあるスプレー式の殺虫剤ですが直接散布することで効果が得られるので、1本は常備しておくと便利です。昔からあるので進化していない様に思われがちですが、射程距離が長いジェットにこだわった製品やノズルが複数あり面で噴射できる製品など様々です。

それでも効き目はそれほど変わらないのか、コストパフォーマンスでアースジェットが人気があります。








┃ワンプッシュ式スプレー

┃蚊がいない部屋が欲しい
各社から出ているスプレーすると12時間や24時間蚊がいなくなるスプレー式の殺虫剤で、室内であれば強力な効果が得られます。スプレーすると殺虫成分が天井や壁などに付着し、ゆっくりと揮発することで長時間殺虫効果が得られます。

成分は蚊取り線香やノーマットなどと同じピレスロイド系ですが、効果は強力で直ぐに蚊が落ちて暫くすると殺虫しています。

薬剤が周囲に付着するのに15分ほど窓などを締め切る必要があります。タオルや紙皿、椅子やテーブル天板の裏側などにスプレーし、アウトドアの殺虫としても使用できます。

>>蚊がいなくなるスプレー 255日 無香料 24時間 55mL 


┃虫除けスプレー

┃蚊の多そうな場所に出かけるときには
様々な虫除けスプレーやクリームがありますが、有効とされているのはDEET成分で、日本の法律では12%が上限とされています。12%配合されているのはムヒだけの様ですが、その他、価格や容量などの違いもあり頻繁に使用するのであればDEET成分が10%でも容量が多い製品がお得です。

>>スキンベープミスト 200mL

虫除けスプレーは6時間有効などと書かれていますが、実際には汗で流れたりして効果が短くなるので、携帯して蚊が寄ってくるようであれば頻繁に使用する必要が有ります。



┃強力な虫除けクリーム

┃ブヨやヌカカ、ヒルまで対策できる
DEETはアレルギーや肌荒れを起こす場合もあるので、使用する際には注意が必要ですが、米軍が使用する虫除け剤はDEET成分35%で蚊だけでなく、ブヨ、ヌカカ、ヒルなども寄せ付けず、水に濡れても擦らなければ流れず効果が持続する虫除けクリームもあります。

>>3M Ultrathon SRL-12




┃蚊捕獲器

電撃殺虫器や虫捕獲器も複数販売されていますが、蚊と言うよりも蛾などのその他の虫に効果が高いようで、蚊は少ししか取れないことも多いようです。

┃業務用の蚊捕獲器

┃蚊を撲滅させてやるという人に
家庭用ではありませんが、絶大な効果のある蚊捕獲器もあります。

ゴルフ場やリゾートホテルなどで蚊を撲滅させるために開発された機材で、二酸化炭素を発生させ、誘引剤で誘引し蚊を捕まえる装置です。

こんなのを個人で導入される人はいないと思いますが、誘引剤と二酸化炭素で蚊を集めて捕獲します。

誘引剤は蚊とヤブ蚊の二種類があるので、薬剤で集まる蚊が違います。



>>集蚊機【プロパンガス燃焼式 屋外専用】


最後に、水などを溜めない、草刈りなどを定期的にして蚊の生息できない環境を作るなど日頃の対策で周囲に生息する蚊の数は大きく異なります。マラリヤの被害のある国でも蚊を増やさないことが非常に重要とされ、シンガポールでは水溜りを作ると罰金が科せられます。

庭の手入れやベランダの観葉植物などを見直すことも蚊の対策になります。




このエントリーをはてなブックマークに追加
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...