ISSEY MIYAKEブランドの腕時計のシリーズ。若い人たちには結構売れている様ですが、 デザインしているのは、和田智、吉岡徳仁、深澤直人、山中俊治、ロス・ラブグローブ、イブ・ベアール、ハッリ・コスキネンと言うメンバー
その中でも異色を放つのが吉岡徳仁のデザインした時計
吉岡徳仁と言えば氏を知ったのは2000年に発表された照明のToFU/トーフだったと思いますが、確か何らかの賞を受賞し快挙だったので話題になったと記憶しています。
ちょうどデザイン携帯等でインダストリアルデザイナーが脚光を浴びている頃だったと思います。
その後、モーターショーTOYOTAブースやディスプレイ等の空間のデザインを手がけたりされていますが、アクリル等の透明な素材を用いたデザインが印象的です。
水のかたち
透明な時を刻む時計「O」
ISSEY MIYAKEウォッチプロジェクト10周年記念としたスペシャルモデルで、吉岡徳仁氏の得意な透明素材で、ISSEY MIYAKEの時計では一番安価なモデルでもあります。
この時計“O”(オー)は仏語で水=eauを意味し、透明なフレームは水の様に涼しげで、清らかな印象を受けます。バングルは弾力性がありフリーサイズとの事ですが、女性だとクルクル回ってしまう様です。と言いながらも女性が夏のリゾートでこれを付けていたら涼しげですね。3気圧の防水も備えているので手洗い程度なら問題ありません。
パッケージも洗練されていて、水に消えてなくなる(溶けるのだと思います)リサイクル紙を使用したケースに収められているそうです。
バングルに使われている透明な素材は、グリルアミドと言うメガネフレーム等見かける素材ですが、スイスEMS社により、医療用器具のために開発された素材(合成プラステック)で、医療用カテーテルをはじめ哺乳瓶など安全性が求められる分野で使われていて、素材の主な特徴としては軽量で、弾力性を持ち衝撃に耐久性があり、金属アレルギーの方にも対応するそうです。
ただし、傷はつくそうで使わずに部屋で置き時計としている人も居る様ですが、腕時計全般に傷は付き物なので、時計店では傷消しのコンパウンドで、磨きを行ってくれるお店もあります。心配な人は近くの時計店で事前に相談して見ると良いと思います。