日本は老舗大国
先日ニュースで、日本は創業100年以上続いている企業が世界一多い国で、100年以上続いている企業は2万7,441社。世界最古の株式会社として株式会社金剛組は有名ですが、その創業は578年で1435年も継続しています。1.1435年前 創業578年 株式会社金剛組(建築高事業)
2.1426年前 創業587年 財団法人池坊華道会(華道の振興及び普及)
3.1308年前 創業705年 有限会社西山温泉慶雲館(温泉旅館)
と1000年以上続く老舗が続き、何やら高い敷居を感じます。
日本が誇る万年筆ブランドの中で、100年以上続くメーカーはと言うと現在は1社のみで
セーラー万年筆
102年前(2013年3月現在) 1911年(明治44年2月)創業阪田久五郎が呉市稲荷町において国内初の万年筆、金ペン、画鋲、その他文房具類の製造販売を開始。現在では万年筆だけではなく製造用のロボット事業も手がけています。
102年前の万年筆が見たいと思い検索してもヒットしません。メーカーホームページでも見れるのは昭和初期のモデルまで、焼失してしまっているのでしょうか?見る事が出来ないのが残念です。
歴史を紹介している公式HPはこちらです。セーラー万年筆100年の流れ
セーラーは100年を迎え
100周年記念モデルを販売しています。
これが有田焼やペン先は24金、キャップリングにはホワイトゴールドにシルバーを重ねたりしていて凄いのです。
これは無理だから箱だけでも欲しいと思ったら、箱も会津塗りと箱だけでも無理なのが分かりました。
シリアルナンバー入りの限定品で、100周年を記念して100万円で販売されています。
その他、セーラーは面白い万年筆を数多く製造しています。そのほとんどは受注生産品なので、店頭で目にする事が無いので、あまり知られていませんが、その中の一つをご紹介します。
すす竹長刀研ぎ万年筆
蓋・胴に使用する竹材は、京都洛西の旧家の屋根裏で、囲炉裏の煙によって100年以上ゆっくりと燻された煤竹を使用。
手のひらに心地よいぬくもりを伝え、磨けば深みのある色合いと時代感を楽しめる逸品です。
ペン先は、職人技の生きた長刀研ぎになっており、スムーズな書き味を約束し、美しい文字を生んでくれます。
とこのロマンを感じる万年筆は受注生産なので、手元に届くまでに3〜4ヶ月かかるそうです。
日本最古の万年筆メーカーのHPは様々な特殊ニブや受注生産モデルがあり、眺めるだけでも楽しいHPだと思います。SAILOR万年筆HP
定価100万円以上の100周年記念モデルが半額以下で楽天で販売されていました。ちょっと寂しい気持も有りますが、本当に購入する気ならお得です。
また、すす竹長刀研ぎ万年筆の生産申し込みも受け付けているショップも有ります。
その他の代表的な国内の老舗万年筆メーカー
パイロット万年筆 95年前 1918年(大正7年)創業
資本金20万円の「株式会社並木製作所」を設立し、万年筆の製造販売を開始
プラチナ万年筆 89年前 1924年(大正13年)
万年筆の製造販売をする「中屋製作所」を創立
また、現在の中屋万年筆はプラチナの創業当初の屋号の使用を許された万年筆メーカーです。
また、現在の中屋万年筆はプラチナの創業当初の屋号の使用を許された万年筆メーカーです。