パーカー
インジェニュイティ
万年筆に見えるペン先のデザイン
ペン先は万年筆の形をしていますが、中央部に芯先が出ていて、万年筆様に見えるけどボールペンと言うよりはミリペンの様な構造です。樹脂製の芯先には小さな穴があいていて、そこをインクが流れてきます。
書き味は万年筆の様に引っかかる様な事もなく、非常に滑らかでボールペンの様にねばる事はないのですが、水性ボールペンの書き味に近いです。
ペン先(厳密には替芯)が柔らかくしなるので、万年筆に似た感覚も合わせ持ちます。樹脂は使い込むと多少削れ、個人個人に合わせた使い心地のペン先になります。ただし、インクが切れれば新たな替芯に交換するので振り出しに戻ります。
優れたインクの特性
水性ボールペンとの違いは使用されているインクなのですが、水性なのにペン先が乾かない、それなのに速乾性で紙を擦っても汚れません。左利きの人にはお勧めですと筆記具のショップに書かれているのが分かります。LAMY M66を思い出しますが、こちらの方が粘りが少なインクですが滲みも出ません、インクフローが少ないこともありますが、良質な速乾性は魅力的です。優秀なインクなのですが替芯はLAMY M66を上回り高価で1050円です。個人的な結論としては、書き味と言うよりは、文字の濃淡もなくペン先も芯を変える毎にリセットされてしまうので、書く事の楽しみは万年筆の方が上、使い勝手はインジェニュイティが勝っているので、仕事で使うのはこのペンがお勧めだと思います。
左利きで、従来の筆記具の書き味では満足出来ない人は、間違いなくこのペンがお勧めです。